AGA治療薬の本質を知る|薬誕生の由来と潜む危険性

昨今、AGA(男性型脱毛症)治療薬も増えてきており、さまざまな種類が発売されています。

発毛効果が期待されるAGA治療薬ですが、恐ろしい副作用を引き起こすことも。

AGA治療薬はどのように誕生したのか? 危険性はあるのか? など、AGA治療薬について説明します。

 

AGA治療薬とは

その名の通り、AGAを治療するための薬です。

代表的なものとして、プロペシア、ミノキシジル、アボダート(アボルブ)が挙げられます。

どれも優秀な治療薬ですが、人によっては副作用が出ることも分かっています。

 

AGA治療薬の種類

1.プロペシア

錠剤タイプの飲む育毛剤です。

1997年にFDA(アメリカ食品医薬品局)に認可され、現在、最もポピュラーな治療薬です。

 

プロペシアは、脱毛の原因であるジヒドロテストステロンの発生を抑制してくれます。

服用することで、次第に男性ホルモンによる発毛障害がなくなり、髪の成長バランスが整ってきます。

 

国内の臨床試験では、3年以上の服用で、約70%に改善傾向が見られたとの報告もあります。

 

詳しくは、「プロペシアのわかりやすい説明|AGA治療薬の種類と特徴」をご覧ください。

2.ミノキシジル

ミノキシジルは、髪を作る毛母細胞に直接働きかけ、滞っていた細胞の働きを活発にしてくれる薬です。

髪の毛の生え替わりのサイクルには、毛母細胞が大きく関与しています。

しかし、降圧剤として使用されていた薬のため、低血圧の人が服用すると、血圧が低くなりすぎることがあります。

 

詳しくは、「ミノキシジルがどのようにAGAに効果的なのか」をご覧ください。

 

3.アボダート

アボダートは、プロペシア同様、脱毛を抑制する薬ですが、前頭部と頭頂部だけのプロペシアに対して、側頭部・後頭部にも効果があると注目を浴びています。

日本では、グラクソ・スミスクライン株式会社が、2016年6月に「サガーロ」という名前で販売を開始しました。

 

AGA治療薬発見のプロセス

AGA治療薬は、もともと別の治療のために使われていたものが多いです。

例えば、プロペシアの有効成分である、フィナステリドは前立腺肥大症の治療薬でした。

アボダートもプロペシア同様、前身は、前立腺肥大症の治療薬です。

ミノキシジルは、高血圧患者に用いる、降圧剤として用いられていました。

 

AGA治療薬の効果

AGA治療として、まず提案されるのが、AGA治療薬の服用です。

しかし、AGA治療薬は、症状に合っていないと、効果を実感することはできません。

例えば、プロペシアは、抜け毛を減らすことはできますが、発毛効果は期待できません。

また治療薬の効果を実感するには、ある程度の期間が必要です。

1~2カ月服用しただけで、効果を感じられなかったというのは、判断が早すぎます。

最低でも3カ月は飲み続けるようにしましょう。

またAGA治療薬は、服用を止めてしまうと、たちまち効果はなくなってしまいます。

たとえ、毛量が増えたとしても、使用し続けましょう。

 

AGA治療薬の副作用

1.プロペシア

AGA治療薬として、最も有名なプロペシア。主な副作用は、性欲減退と勃起機能の低下です。

プロペシアは上述の通り、発毛のために開発された薬ではありません。

そのため、人によっては、肝機能障害、不妊、がん、うつ、肥満などの症状を引き起こすこともあります。

 

2.ミノキシジル

ミノキシジルは「リアップ」の主成分としても使われているため、ドラッグストアなどで、手軽に誰でも購入できます。

ミノキシジルはもともと降圧剤として開発された薬。

高血圧の患者の血圧を下げるため、血管を拡張させ、血流を良くする作用が、発毛効果を促進することが分かりました。

ミノキシジルの主な副作用としては、性的不能・性欲減退、低血圧、多毛症、ニキビ・肌荒れ、局所発熱、奇形児の妊娠などが挙げられます。

 

3.アボダート

最新のAGA治療薬の一つです。

アボダートを販売しているのは、グラクソ・スミスクライン。

イギリスに本社を構える、世界トップクラスの製薬会社です。

 

アボダートの主成分は、デュタステリド。

プロペシア同様、もともとは前立腺肥大症の治療薬として開発されていました。

 

そんなアボダートですが、プロペシア、ミノキシジル同様、性欲減退、勃起不全などの副作用があることが判明しています。

ほかにも、人によっては、乳房障害、肝機能障害などを引き起こす可能性があります。

なぜ副作用が発生する?

AGA治療薬を服用すると、なぜ副作用が発生するのか。

そのメカニズムはまだ解明されていません。

一部の服用者の中で、上記のような副作用が発生している、という事実だけ判明しています。

しかし、中には、AGA治療薬を服用しながらも、子供を授かっている人もいます。

 

副作用の発症率

AGA治療薬の副作用の発症率は、約1.8%といわれています。

そのため、すべての人に、上記のような症状が発生するわけではありません。

 

副作用を抑える方法

AGA治療薬の副作用を発生させないための方法はありません。

もし服用して、上記のような副作用を感じたら、早めに医師に相談しましょう。

別の治療薬に変える、薬量を減らす、性欲減退の場合は、精力増強剤を出してもらうこともできます。

AGA治療薬の購入方法

AGA治療薬は、ドラッグストアで購入できるものから、病院で処方してもらうものまでさまざまです。また通販で購入することもできます。

購入する際は、自分の症状に合った薬か確認してから、使用量・方法を守った上で、適切にご利用ください。

また近年は、購入価格を抑えられる、ジェネリック薬品も注目を浴びています。

詳しくは、「AGA治療に効果的なジェネリック薬品とそれぞれの特徴」をご覧ください。

 

AGA治療薬は危険性を認識した上で、適切に服用しましょう

AGA治療薬について、理解していただけましたか?

服用するだけで発毛効果があるため、AGAに悩む方にとっては救世主のような薬です。

しかし、わずかな確率とはいえ、副作用があるという点は見逃せません。

薬によって、副作用は異なりますが、すべてに共通するのが性欲減退・勃起不全です。

そのことを認識した上で、発毛効果を実感したい場合は、正しい使用量・方法を守った上で、適切に服用することを心がけましょう。

 
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